商標登録:第6498078号
AK=青島工業
P=Pile(杭)
R=Removal(除去・撤去)
O=Obstruction(障害物)
既存杭にケーシングをかぶせて削孔し、地盤と既存杭の「縁を切った」あと、杭先端を「キャッチング」して、杭をケーシングに内包して、そのまま引き上げる工法です。
杭全体をケーシングに内包した状態で引き上げるので、破損したり中折れした杭も安全確実に引き抜くことができます。またケーシング先端から充填材を注入することで、杭孔の最深部からの埋め戻しが可能であり、引抜き孔全長にわたって充填材を埋め戻すことができます。
杭先端から杭をケーシング内へ抱えて引き上げるので、取り残しの心配がありません。
杭引き上げと同時にケーシング先端から充填材を注入する事により、空隙なく確実な注入が可能。
充填材を確実に注入できる事により、孔壁が保たれ周辺地盤への影響が殆ど発生しない。
STEP
01
バックホウにて既存杭の周囲を掘削し杭の位置及び杭径を確認する。その際、杭頭部の鉄筋は切断する。
STEP
02
杭抜機本体を組立セットする。実際の杭径より大きい(杭径+200程)ケーシングを取付回転させ削孔していく。削孔の際ケーシング先端からエア+水を噴出しながら掘り進めていく。
STEP
03
継続して杭長まで削孔完了し、先端をキャッチングする。
STEP
04
ケーシングと共に杭を引抜き、先端より充填液を注入する。
STEP
05
キャッチングを開放し杭をケーシングから出し、相伴重機にて破砕撤去する。
STEP
06
杭引抜き完了後、削孔内を埋戻し、地盤改良。
弊社でのオーガーケーシング工法とはいわゆる輪投げ工法に当たり、主に場所打ち杭の引抜き施工で選定する工法になります。場所打ち杭は既成杭と違いジョイント部での破断等が発生しない為、オーガーケーシング工法で確実に引き抜き撤去出来ます。削孔時にはケーシング先端からの送水によりケーシング内外の土を泥土化しながら「緑切り削孔」を行い、ケーシング引き上げ時に最深部から充填材を充填します。(※杭径、杭長による)その後杭にワイヤーを掛けクローラークレーンブーム先端に多滑車を装備した二本構リーダーを取付けた無騒音、無振動型の杭引抜機にて杭を引き上げます。クレーン本体のウインチ能力を多滑車を介すことで引抜力を増大させることにより、大口径で長尺な高重量の杭を引き抜き撤去する事が出来ます。
※必要に応じて杭引抜後の再攪拌・セメントミルクの再注入も行います。
多滑車を使用する事により、大口径・長尺・大重量の場所打ち杭撤去可能。
従来工法より低騒音・低振動な施工。
破砕撤去ではなく引き抜き撤去にする事により、工期・費用の短縮へもつながります。
STEP
01
バックホーにて既存杭の周囲を掘削し杭の位置及び杭径を確認する。その際、杭頭部の鉄筋は切断する。
STEP
02
解体計画図
既存杭の中心に合わせてスタンドパイプを設置する。スタンドパイプの天端の高さは現状地盤に合わせ飛び出さないようにする。設置後埋戻し、立入禁止措置をする。
STEP
03
杭抜機本体を組立セットする。
実際の杭径より大きい(杭径+400程度)ケーシングを取付回転させ削孔していく。削孔の際ケーシング先端からエア+水を噴出しながら掘り進めていく。
STEP
04
削孔深さに合わせてケーシングをジョイントし杭実長+2m程度まで削孔できるようにする。
STEP
05
継続して削孔し、 杭長+2m程度まで削孔し完了する。 削孔完了後、挿入と逆の手順でジョイントを外しながらケーシングを引抜く。 また、ジョイントをはずしていく際は、別の引抜予定の 杭にケーシングを打込み預ける。
STEP
06
多滑車重機 50t テレスコ クローラークレーン ワイヤーの設置はケーシングを使用する。 ケーシングの先端にワイヤーを取り付けて杭上端部から 3~4m程度の部分にワイヤー4本を巻き付ける。
STEP
07
杭引抜機の設置を行う。 足元を反力支持材で養生し多滑車本体の転倒防止を行い 杭に設置したワイヤーを掛ける。
STEP
08
多滑車引抜機・150tクローラーを使用して杭の縁切りを行う。
STEP
09
杭用カンザシにて杭にワイヤーを掛け、多滑車の ワイヤーを下げる。 150tクローラー及び多滑車引抜機により杭を引上げていく。 杭引上げの際は、流動化処理土を注入していく。
STEP
10
杭を引上げ、約6m程度の位置でワイヤーソー切断する。ワイヤーソー周辺は、飛散防止措置を行う。
STEP
11
150tクローラーにて切断した杭を揚重移動。解体用重機にて小割り搬出。
STEP
12
残った杭も150tクローラーにて揚重。同様に小割搬出する。
STEP
13
杭引抜き完了後スタンドパイプ内を埋め戻す。
STEP
14
最後にスタンドパイプを引抜き、 作業範囲を地盤改良する。